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著作権とコンピュータプログラム

著作権とコンピュータプログラム

一般家庭でも当たり前のようにパソコンが使われ、生活のあらゆる場面で役立てられています。そのパソコンを機能させているコンピュータプログラムも、知的財産権の一つである著作権によって保護されています。そのきっかけや保護されるようになった理由についてご説明いたします。

きっかけはアメリカの不況

きっかけはアメリカの不況

コンピュータプログラムを最初に著作権で保護したのはアメリカです。そのきっかけとなったのが、1970年代に起きた不況でした。当時のアメリカは、失業者の増加やインフレなど深刻な財政赤字に苦しんでおり、その状況を打破するためにカーター大統領が国内の技術開発の促進を訴えました。
1980年にロナルド・レーガン氏が大統領に就任するとプロパテント政策が実行され、産業競争力を高めてアメリカの復活を目指しました。

プロパテント政策とは

プロパテント政策とは

プロパテントは日本語で特許重視と訳される言葉で、特許権や著作権などの知的財産権の保護を強化するという意味があります。それまでアメリカの製品は生産コストの安さを売りにしていたのですが、安さだけでは日本を含む他国の製品に対抗できなくなったため、自国の技術開発力を発展させて製品の質を高めることを目指しました。
そして、知的財産権法を強化して優れた製品を保護すると同時に、海外での模倣を阻止するために世界各国でも知的財産権法を制定するよう求めました。そうすることで、輸出先でもアメリカの製品が売れる状況を作ったのです。
このプロパテント政策の一環として、コンピュータプログラムも著作権で保護するようになりました。アメリカには世界トップクラスのコンピュータメーカーとソフトウェア会社があるため、今後の成長と需要拡大が見込めるコンピュータプログラムを著作権で保護することは、経済復活への近道だったのでないかと思います。

日本への影響

日本への影響

コンピュータプログラムの保護は多くの国から反対されましたが、アメリカはその反対を押し切り、さらには著作権で保護されていない海外のプログラムはアメリカでも保護しないと宣言しました。
そのため、日本でも1985年に著作権法が改正され、コンピュータプログラムが著作権で保護されるようになりました。

このように、国の事情によって知的財産権の内容が変わることもあるのです。弊社では、特許権・著作権・実用新案権・意匠権・商標権などの知的財産権をビジネス活用するためのサポートを行っております。知的財産権のビジネス活用をお考えの方は、ぜひ弊社へお問い合わせください。